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退職を考えている方のなかには、「小規模保育園のほうが働きやすい」と聞き、迷っている方もいることでしょう。大規模保育園と小規模保育園は異なる特徴をもつため、自分の性格も含めて考えてみると、転職するかどうかの判断材料になるかもしれません。

ここでは、大規模保育園と小規模保育園の特徴や向いている人を紹介します。

大規模保育園と小規模保育園の
特徴

大規模保育園と小規模保育園には、以下のような違いがあります。

大規模保育園	小規模保育園
・子どもの年齢：0歳～未就学児まで ・定員人数：200人のところもある	・子どもの年齢：0歳～3歳未満 ・定員人数：6人～19人以下

それぞれ詳しく紹介します。

大規模保育園

大規模保育園は、0歳～未就学児まで幅広い年齢の子どもたちと関われるところが特徴です。大規模なイベントなどもおこなわれるため、思いきり体を動かして働きたい方や、皆で協力し合い、達成感を味わいたい方に向いているでしょう。

「0歳児のときには泣いてばかりだった子が、年長ではリレーのアンカーするほどに成長した」など、子どもたちが大きく成長していく姿を間近で感じられる点も、大規模保育園ならではのメリットといえます。

小規模保育園

小規模保育園は、0歳～3歳未満までの子どもが対象と決められています。また、人数も6人～19人と少なく、アットホームなところが特徴です（※2023年3月調査時点）。

乳児保育が中心になるため、大規模な行事は少なく、子ども一人ひとりとじっくり接することができます。行事の準備がない分、残業や仕事の持ち帰りをしなくて済む点も魅力といえるでしょう。

小規模保育園に向いている人

小規模保育園は、乳児が好きな方のほか、保育士として復帰したい方にも適しています。

子ども一人ひとりと
じっくり関わりたい人

小規模保育園はアットホームな環境のなかで、手厚いサポートができます。そのため、子ども一人ひとりとじっくり関わり、見守りたい方に向いています。「昨日までできなかったことが、今日は少しだけできた！」という、わずかな成長も実感でき、やりがいを感じられるでしょう。

乳児保育のスペシャリストを
目指したい人

乳児保育のスペシャリストを目指したい方にとっては、まさに適した施設といえるでしょう。

0歳～2歳児は、歩けない、うまく言葉が話せない時期の子どもたちと関わるため、幼児保育とは違った援助の難しさがあります。「自分の感情をうまく言葉で表現できず、嚙みつきなどのトラブルが起こったとき、どう援助するとよいのか」など、適切な援助の仕方や責任、やりがいを改めて実感できる場となるでしょう。

保育士への復帰を考えている人

保育士としての復帰を考えている方にとっても、小規模保育園はおすすめです。ゆったりした雰囲気のなかで子どもと関わりつつ、徐々に感覚を取り戻せるからです。

大規模保育園と比べて業務量も少ないため、無理なく復帰ができるでしょう。「復帰したいけど、体力もつかな…」といった心配がある場合は、小規模保育園を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

小規模保育園と大規模保育園は異なる特徴があり、自分の性格によっても働きやすさの感じ方は変わってきます。

転職を考える際は、給与や条件だけを確認するのではなく、「自分はどういう保育をしたいのか」「どういう時にやりがいを感じるか」などを振り返りながら転職先を探すと、自分に合った保育園が見つかるかもしれません。

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