職場の人間関係で悩む保育士は後を断ちません。理由には、「他の職員から陰口を言われる」「園長の考え方が合わない」「保護者のクレーム対応に疲れた」など、女性特有の問題や価値観の違いがストレスとなっていることがあげられます。
職場での人間関係を円滑にするには、他の職員とのコミュニケーションや、笑顔を心がけることが大切です。対策をしてもどうにもならない場合には、転職を検討しましょう。できれば見学をさせてもらい、職場の雰囲気を確認するのがおすすめです。
統計データによると、保育士の年収は約382万円となっています(※1:2023年2月調査時点)。
日本の平均年収は約443万円であり(※2:2023年2月調査時点)、やはり保育士の年収は一般企業より低いことがわかります。低所得のままでは生活が苦しいため、退職を考える保育士も少なくありません。
給料が安い原因には、制度の影響があげられます。給料アップの方法として、キャリアアップや業務を効率化させることなどがあげられますが、自分では状況を変えられない場合もあります。給料アップが見込めない際には、好条件の園への転職も視野に入れましょう。
仕事量が多く、サービス残業が当たり前のようになっている点も、保育士にとっては大きな負担であり、退職理由となっています。書類作成や行事の準備、製作など「子どもの保育以外」の業務も膨大にあり、勤務時間内に終われないことが原因にあげられるでしょう。
業務負担を減らすためには、職員同士で作業を分担するほか、ITを活用して業務を効率化する方法などが考えられます。また、イベントの少ない園やICTシステムを積極的に取り入れている園へ転職するのも、ひとつの方法です。
保育士の退職理由から考える
仕事量・労働時間について詳しく見る
「産休や育休がとりにくい」と感じている保育士は少なくありません。そのため、妊娠したら退職を考える保育士もいます。理由には、人手不足や「結婚して妊娠したら、退職する」という一連の流れが風潮になっている園の存在などがあげられます。
保育士として復帰したいと考えている場合は、育休取得率の高い保育園への転職も検討してみましょう。育休取得率や復帰率が高い園は、子どもをもつ保育士でも働きやすい環境が整っている可能性が高く、長く勤められるかもしれません。
保育士の退職理由から考える
結婚・妊娠・出産について詳しく見る
小規模保育園や院内保育園など、現職と違う形態の施設への興味が、退職のきっかけになる保育士もいます。大規模保育園は、0歳~未就学児までの子どもが対象のため、幅広い年齢の子どもと関われる点、大規模なイベントがおこなわれる点が特徴です。
一方、小規模保育園は「0~3歳未満の子ども6~19人まで」と定められています(※2023年2月調査時点)。乳児保育が中心となるため、子ども一人ひとりとゆったり関われる点、大規模なイベントが少ない点が特徴です。転職する際は、自分が希望する働き方を振り返りながら考えてみましょう。
2023年1月18日時点で「保育士バンク(https://www.hoikushibank.com/)」にて「埼玉県×認可保育園×20~25万円×正社員×残業なし」で検索して表示された保育園グループの内、採用に関する専用のサイトを持つ保育園グループの中から、埼玉県内の保育施設が多いものから3つをピックアップ。「働きやすさ」についてそれぞれの特色をまとめました。
14施設(戸田公園、武蔵浦和、川越レイクタウン、西川口など)
17施設(大宮、針ヶ谷、日進、北浦和、戸塚安行など)
19施設(浦和常盤、浦和美園、宮原、越谷、草加、八潮などなど)
【選定条件】
2023年1月18日時点で「保育士バンク(https://www.hoikushibank.com/)」にて「埼玉県×認可保育園×20~25万円×正社員×残業なし」で検索して表示された保育園グループの内、採用に関する専用のサイトを持つ保育園グループの中から、埼玉県内の保育施設が多いものから3つをピックアップ。
・『多様性』を重視し、1人ひとりに合った施設を提案
フロンティアキッズ(さつき保育園、つぐみ保育園など)
⇒上記条件の中で唯一、資格手当・役職手当などキャリア手当を明確にしており、なおかつ保育施設ごとに独自の教育理念・環境を提供している。
・『スキルアップ』を重視し、年60回の研修を実施
WITH GROUP/彩保育会(うぃず保育園)
⇒上記条件の中で唯一、研修制度の年間回数などの詳細を明確にしている。
・『システム化』を重視し、AI導入による業務改善を提唱
・アルタナーサリー(アルタキッズ)
⇒上記条件の中で唯一、AI導入による業務改善を提唱している。