25歳くらいは、ちょうど役職についたり、キャリアアップを考えたりするタイミングです。「このまま保育士を続けるのか」あるいは「転職して違うキャリアを進むのか」迷う人も出てくるでしょう。
今後のキャリアプランが明確ではない場合は、一度振り返ってみるのがおすすめです。職場に対して、価値観のズレや労働条件、待遇に不満を持っており、毎日悩んでいるのなら、転職をするほうがよい場合もあります。
勤務年数3年~5年ほどになると、仕事の流れが一通りわかり、全体の流れも見えるようになってきます。そのため、複数担任の中でリーダーになったり、行事の企画・運営を任されたりと、なんらかの役職に就くケースが高くなります。
とはいえ、なかなかスキルアップやキャリアアップ、給料が上がらない園があるのも実情です。今の職場で、自分が思い描くキャリアプランを実現できそうかイメージしてみましょう。
キャリアアップ研修を受けると、処遇改善が加算されるため、年収アップが見込めます。職場がキャリアアップ研修などに力を入れている場合は、積極的に受講しましょう。
2017年から新たに「職務分野別リーダー」「専門リーダー」「副主任保育士」の役職が新設されました。その中の「職務分野別リーダー」は、保育士の実務経験が3年以上あると研修を受けられるため、キャリアアップを目指す場合は、受けてみてはいかがでしょうか。
職場でスキルアップや年収アップが見込めない場合には、条件のよい保育園への転職も視野に入れてみましょう。数年勤務していると、今後昇給が見込めるかどうかや、職場内の人間関係、働きやすさなどが見えてきているはずです。中には、勤務年数6年ほどで主任や園長の役職に就いている人もいます。
自分はこのまま保育士を続けたいのか、今の職場は結婚や妊娠をした際にも働きやすいかなどを振り返り、キャリアアップしたいにもかかわらず、実現が難しいと感じる場合には、転職するのも、ひとつの方法です。
保育士3年目、5年目、7年目などの25歳以上で働く保育士さんの声を紹介します。
こどもから好かれる保育士、子どもと一緒に成長していける保育士になりたいです。1年目は日々の保育をこなしていくことに精一杯でしたが、3年目になり、楽しめるようになってきました。今後は、行事などにも積極的に関わっていきたいです。
乳児クラスを経験し、今は幼児クラスを担当していますが、入園当初ハイハイしていた子が年長になり、年下の子に優しくしたり手伝いをしてくれたり、立派な小学生になっていく姿を見ると、子どもたちの成長を間近で見られるこの仕事をしていて、本当に良かったと日々実感しています。
25歳前後は、新卒とベテランの中間の状況になります。とはいえ、保育士は人手不足が深刻であり、20代半ばでも十分即戦力として期待されます。今後の自分のキャリア形成とともに、結婚や妊娠・出産などのライフプランも見据えて、自分にとって働きやすい園を選ぶことが大切です。
2023年1月18日時点で「保育士バンク(https://www.hoikushibank.com/)」にて「埼玉県×認可保育園×20~25万円×正社員×残業なし」で検索して表示された保育園グループの内、採用に関する専用のサイトを持つ保育園グループの中から、埼玉県内の保育施設が多いものから3つをピックアップ。「働きやすさ」についてそれぞれの特色をまとめました。
14施設(戸田公園、武蔵浦和、川越レイクタウン、西川口など)
17施設(大宮、針ヶ谷、日進、北浦和、戸塚安行など)
19施設(浦和常盤、浦和美園、宮原、越谷、草加、八潮などなど)
【選定条件】
2023年1月18日時点で「保育士バンク(https://www.hoikushibank.com/)」にて「埼玉県×認可保育園×20~25万円×正社員×残業なし」で検索して表示された保育園グループの内、採用に関する専用のサイトを持つ保育園グループの中から、埼玉県内の保育施設が多いものから3つをピックアップ。
・『多様性』を重視し、1人ひとりに合った施設を提案
フロンティアキッズ(さつき保育園、つぐみ保育園など)
⇒上記条件の中で唯一、資格手当・役職手当などキャリア手当を明確にしており、なおかつ保育施設ごとに独自の教育理念・環境を提供している。
・『スキルアップ』を重視し、年60回の研修を実施
WITH GROUP/彩保育会(うぃず保育園)
⇒上記条件の中で唯一、研修制度の年間回数などの詳細を明確にしている。
・『システム化』を重視し、AI導入による業務改善を提唱
・アルタナーサリー(アルタキッズ)
⇒上記条件の中で唯一、AI導入による業務改善を提唱している。